日本からアメリカにきたばかりの皆さまは様々なカルチャーショックを受けられると思いますがその一つにアメリカの返品についての考え方もあるのではないでしょうか。今回はトレーダージョーズ入門の続編といたしまして返品ルールについてご紹介したいと思います!
アメリカではものすごく返品が簡単にできます。もちろん日本でも商品を買ってそれが間違ったものが届いたり、破損していた場合は返品される方はいらっしゃると思います。
でもアメリカの場合はそのような理由ではなく単に”気に入りませんでした”で返品が完了します。(笑)
しかもお店にもよりますが、まず通常日本だと購入もしくは到着してから1週間以内、レシートがあって、しかも未開封、タグ付き、一切使用しておらず買った時と同じ状態であれば返品可能というのが結構当たり前だったりしますがアメリカの場合、このルールが異なります。
アメリカの場合、返品は90日以内、もしくは無期限、使用後でもOK!、理由はなんでもOK!という感じのお店が結構あります。
これが何を意味するかといいますと、買ったものを90日間使い倒してやっぱり気に入りませんでしたで返品することが可能ということです。(オンラインの場合は返品の理由によって送料だけはチャージされる場合があります)
また返品の期間が無期限というお店もありますし、レシートがなくてもクレジットカード履歴を調べてくれたり、お店のストアクレジット(そのお店で使えるギフトカードのようなもの)で対応する場合もあります。
たとえば私の知ってる方でお店でセール品の洋服をたくさん買ってその場で試着はせず、家に帰ってきて一人ファッションショーを存分に楽しんだあとで気に入ったものだけをキープ、あとは返品されるそうです。たしかに試着ルームは混んでる場合もありますしこの方法はスマートかも。
おそらくそのような方が多いことはみなさん承知なのでAmazon.comでは現在Amazon Prime Wardrobeというサービスを提供していて、このPrime Wardrobe対象という商品(おもに洋服や靴)は購入した時点ではお金を請求されず、到着して欲しいものはキープ、気に入らなければ1週間以内に返品すればお金は一切チャージされません。ちろんすべて返品することも可能です。
一週間過ぎてもクレジットカードには一旦チャージされますがその後は通常の返品ルールが適応されますのでほとんどの場合30日以内であれば返品可能でお金が戻ってきます。
もうこの超簡単に返品できてしまうのはアメリカの文化です!
おそらく日本から来たばかりの皆さまはついついためらって返品しないって方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫ですそのうち慣れてどんどん返品できるようになります!
先ほどこれは文化とお伝えしましたが、正確にお伝えしますとそれぞれの州にはConsumer Return and Refund Lawsという法律がありますので一応はそれに従う必要があります。
前置きが長くなりましたがトレーダージョーズのリターンポリシーはと言いますと、このトレーダージョーズに貼ってあったポスターが全てになります。
そうトレーダージョーズには細かなリターンポリシーは存在せず、気に入らなければ持ってきてください!全額お返ししまーす!というルールのみ!!!
"TRADER JOE'S GUARANTEE WE TRIED IT, WE LIKED IT; IF YOU DON'T BRING IT BACK FOR A FULL REFUND!"
”トレーダージョーズは商品を試して気に入らなければ全額返金することを保証します!”
たとえパッケージを開けていても、食べかけであっても返品に応じてくれます。
私も何度か返品されている方を見かけたことがあります。最近ではいつもとクッキーの味が違う!って食べかけのクッキーを持参していらっしゃるお客さんを見かけました。
日本であればまずそのメーカーのお客様相談に電話をかけてその旨つたえ、着払いで郵送して、同じ商品が後日送られてくるというような面倒な流れになるかと思います。
でもトレーダージョーズなら気に入らないー!の一言で全額返金されます。(笑)
実はコストコも似たようなリターンポリシーを持っています。ただし例外もあるようで特に電化製品は返品できる期間がきまっているようです。
このポリシーを利用して、クリスマスが終わった後に枯れたクリスマスツリーをコストコに返品しに来たお客さんの写真をとってFacebookに投稿した方がいて、物議を醸したというニュースがありました。
【海外発!Breaking News】コストコへ枯れたクリスマスツリーを持ち込み返金を求めた女性が物議(米) | Techinsight(テックインサイト)|海外セレブ、国内エンタメのオンリーワンをお届けするニュースサイト
このニュースには賛否両論あるようですが、コストコとしてはこういうお客さんがいたとしてもやはりこのポリシーを持つことのメリットの方が大きいのではと思いました。
7日以内しか返品を受けつけないお店と、いつでもどうぞっていうお店があればやはりアメリカのお客さんは後者を選ぶような気がします。特に返品簡単文化になれてしまうとそう感じます。
実は私も一度だけ返品というか商品を交換していただいたことがあります。確認しなかった私がいけないのですが買った冷凍食品のパッケージにカッターで切ってしまったような切り込みが入っていました。
おそらく意図的ではなく私もアルバイトで経験があるのですがダンボールを開ける際にカッターを深く入れてしまい中の商品まで切ってしまうということはよくあるんです。
お店に持っていったところレシートなども一切見ることなくすぐに交換していただけました。
今回はアメリカの返品事情について書きました。もちろんお店によってはいろいろなルールや例外もありますので事前確認は必要になります、みなさんも郷に入れば郷に従えではありませんが、アメリカでお買い物を楽しむ上で返品ルールを知ることはとても重要ではないかなと思いました。
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